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ボクシングとは?

ボクシングとは日頃の練習成果を発揮し、グローブを付けた拳でリング上の相手と打ち合うことで優劣を決するスポーツです。

最大の特徴は、グローブを付けた拳で攻撃する以外の打撃を認めていないという点で、安全管理には、必要かつ十分な配慮がなされています。

優劣を決定する方法には、打撃によって相手をノックアウト(KO)するか、規定ラウンド(回)以内にノックアウトできなかった場合は、有効打数とそれによって与えたダメージなどを総合して優勢と判定されたとき勝ちとなる、2つの方法があります。

競技の方法は、リングで体重別に定められた同じ階級のボクサーが1対1で対戦し3分を1ラウンドとして、ラウンド間に1分の休憩をはさんで規定ラウンド数を戦います。

プロの試合のラウンド数には、4・6・8・10・12回の5つがあり、タイトルマッチの場合、日本タイトルマッチが10回戦、東洋大平洋タイトルマッチや世界タイトルマッチが12回戦と定められています。

また、ボクシングは競技の性格上、体重の思い方がパンチ力もあり有利になります。この点を解決し、誰でも平等に戦う機会を与えてくれるものが階級制です。階級は17階級に分類され、同階級で戦うことで身体的条件のギャップを補っています。そのため、身体的条件の差はないので、練習の成果が直接的に試合の内容に反映されるのです。このようなことから、階級制は厳密に守られており、試合前には厳正な計量という手続きが踏まれることになります。

以上のようなことがボクシングとは何かと問われたときの一般的かつ合理的な答えになります。

しかし、試合という1点に絞ったボクシングの意義のみでは、ボクシングをこれから始めたいという方にとっては十分なものではなく、表面的なものを伝えたにすぎません。ボクシングをトレーニングという視点に立った意義(答え)を伝えることが必要だと考えます。

ボクシングには当然ながら練習(トレーニング)があり、その練習を行なう意義は各人の最終的な目標や目的によって異なります。ある人は、プロボクサーになって試合をすることが目標であったり、あるいはボクシングの練習を通じて自己の肉体改造を目的にしたり、さらには、ボクシングにより精神面の強靱さを獲得したりと、各人さまざまな目標や目的をもっています。つまり、ボクシングとは「どういう」スポーツなのかというときのどういうという部分が一人一人違った意味合いをもち、この部分を最初に提示することが、これからボクシングを始めようと考えている方の判断材料になるのではないでしょうか。

それでは、トレーニング面からみたボクシングとはとのようなものでしょうか。以下、3点に絞ることにより伝えたいと思います。

ボクシングとは、

● ひと一倍トレーニングを積むことによって、プロボクサーになり試合に出場することができる、
これは、忍耐力、精神力、技術力をトレーニングにより備えることができ、やるべきことをやれば、ボクシングにより夢をかなえることができるということを伝えています。

●  トレーニングにより、筋力アップやシェイプアップが無理なく行なえ、健康管理に役立つ、
これは、ボクシングが、からだにとって有効かつ効果的なトレーニングであることを伝えています。

● 積極性と自信を獲得できる、
これは、ボクシングのトレーニングが自己管理のもとに行なわれることから、トレーニングに対する前向きな姿勢があればトレーニングが積極性や自信の獲得に反映されることを伝えています。

スポーツである。

これは、私の経験を元に一般的な視点に立ち導きだしたもので、必ずしも全ての方がボクシングに上記のような意義を見い出して、ボクシングをしたいと考えているとは思いません。しかし、3点に絞りこむことにより一般的な考え方からは大きくそれたものにはなっていないと思っています。

もし、これからボクシングをやろうと考えている方や興味をもった方でボクシングをやる必要性がどこにあるのか疑問に感じた場合に少しでも参考にしていただければと思います。また、ボクシングとはこういうスポーツでもあるのかと、心に留めていただければと思います。

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