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体脂肪について

体脂肪とは、からだの中に蓄積されている「脂肪」のことをいいます。

イメージ的に体脂肪と聞くと、からだにとって必要のないもの、さらには病原体そのものと感じる方が多いのではないでしょうか。しかし、体脂肪は健康を維持するために必要なものでもあるのです。それは、体脂肪がからだを動かすために必要なエネルギー源になるということです。見る、歩く、話す、聞く、寝る、など日常的な動作には必ずエネルギーが必要です。

日常生活で主に消費されるのは炭水化物ですが、炭水化物はからだに蓄積することができず、エネルギーの量も体脂肪の半分程度しかありません。だから、走ったり、トレーニングしたりするときは体脂肪に蓄えられたエネルギーを使うことになるのです。体脂肪には、運動などに必要なエネルギー源、という非常に重要な役割もあるのです。

しかし、このような重要な役割ゆえに、からだが本能的に必要以上に蓄積し増えていく性質をもっています。そして、これが原因でからだにさまざまな病気をもたらしてしまいます。

そうです!「体脂肪の必要以上の蓄積」これが、からだにとって病気の源となるのです。つまり、必要量の脂肪なら、からだにとってなくてはならないエネルギー源となり、必要以上なら病気の源となるのです。

必要以上に蓄積されるのには原因があります。本能がその原因に付け入り必要以上に蓄積されていくのです。

それは、1つに大食という原因があります。からだに摂取するエネルギー量が大きければ大きいほど、体脂肪は増えていくことは当然の原理です。

しかし、大食の人でも体脂肪が増えない場合もあり、また、逆に小食の人でも体脂肪が増える場合があります。 それは、食べ過ぎにより摂取するエネルギーよりも消費するエネルギーが大きければ、体脂肪はからだの中に蓄積されません。つまり、摂取エネルギーに比べ、消費エネルギーが大きければ大きいほど、体脂肪率は低下していきます。逆に、大食しなくてもエネルギーを消費しないと体脂肪は増えていくことになります。

このようなことから、体脂肪が増える原因は、消費エネルギーに大きく依存していることが分ります。そこで、エネルギーを消費させるためにはからだを動かしたり(スポーツしたり、トレーニングしたり)、また基礎代謝を高めるための筋トレを行い筋肉を増やしてやることが必要になります。すなわち、運動不足こそ体脂肪が増える1番の敵であると言えます。

体脂肪、それは、つき合い方によってはからだに良くも悪くも働くことを理解してもらいたいと思います。

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